この想いを君に… −あの場所へ−
8.最後のプレゼント
「二人だけ、は無理だよ」

知樹の提案はあっさりとパパに却下された。

「…もう、筋肉があまり残ってないんだ」

パパは何とか腕を上げてみるけど苦しそうな表情を浮かべる。

「旅行に行っても、真由にとっては介護地獄だよ」

ママはというと下を向いてじっとパパの言う事を聞いていた。

「じゃあ…」

今回の旅行で一番のスポンサーのあたしが口を開いた。

「家族全員で行けばいいじゃない!」
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