サスケfamily
しばらく尻尾をぷらぷらさせていると人ごみの中で改札口をでた姉上を見つけた。

俺は人ごみの間をすり抜けると姉上の足にすりよった。

「サスケ」

「おかえり。母上が心配されているから迎えに来た」

本当は姉上と一緒にいたいから来たのだが…

姉上は俺を抱き上げると

「危ないでしょ。でもありがと」

と頭をなでた。

この優しく頭をなでてくれる手が大好き。

大好きって言えないかわりに姉上の頬をぺロッとなめた。
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