私の救世主は6人の王子様?!
☆★解説★☆
これは筆者が説明致します^^
この姫狼学園には、元々は完全な男子校でした…
ですが、今の波乱万丈天真爛漫な前理事長・綴喜の父は、お隣町の女子高と合同しようと考えました。まずは男子に女子を慣れさせる為に、緊急募集したのですが…なかなか女子は集まらず、最終日にたった1人だけ、水戸和紗の母、水戸紗良(ミトサラ)だけが入学を決め、入学しました。ですが、女子はたった1人…。そこで。1人の女子を守るために、必ず付き添いの男子をつけることにしました。女子はラビットプリンセス、男子はウルフプリンスと称し、水戸沙良を守る男子が3人付きました。綴喜の父は、これからは水戸家に女子高と合同するまでラビットプリンセスを継いでもらおうと決めたのです…
☆★解説終了★☆
「…と、いうわけさ。」
「…嘘…でしょ…」
確かに姉にも母にも、高校の事は聞いていなかった。
ただ『準備しておくから…』とか言ってただけだった。
「そして、今回のウルフプリンスは…この6人です!まず、王子スマイルの猶時凰士君!」
凰士君に『ずるいぞ~』などの言葉が飛んでくる。
「次に、天使のような道之來(ミチユキライ)君!」
さっきの可愛い子だ…。
「次は、広島弁の森橋健斗(モリバシケント)君!」
健斗君は、『どーもどーも~』って言ってる。
「4人目!科学の王、桜咲楓(オウザキカエデ)君!」
白衣を着た人の事だ。表情が大人っぽい…
「5人目!クールな眼鏡、空羅志藤(クウラシドウ)君!」
眼鏡さんの事だね。無表情だ…
「最後は居眠りしすぎ!幸村瞬君だ!」
あ、確かゆっき…。

「それじゃあ、僕と和紗ちゃんと6人を残して退場。」
綴喜先生の指示で、まだジロジロ見られながらも男子生徒は退場した。
「…あの…帰ります。」
私が椅子から立とうとすると、綴喜先生に止められた。
「ちょっと待ってくれるかな。僕がもう一度、ちゃんと説明するから。」
にこやかに言われた。


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