存在しない366日




ピ――‥

その音と共に
ゲームは開始した。


開始すると
死体の臭いに耐えきれず、
俺たちは建物を飛び出した。



「あの死体は何なんだよ‥」

直樹が顔を青くして言う。



「たぶん…
 このゲームで殺された人が
 あそこに全て回収されてるんだと思う」



あの死体を見ても
龍一は至って冷静だ。

「あんな大勢の人がこのゲームで...
 ここからは
 殺し合いのゲームだから
 今の内にいろいろ決めておこうぜ」


             
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