存在しない366日




確かに
もう紫音は少し休まないと
走れそうにない。

俺が助けるしかない!




みんなで生き残るんだ!


俺は紫音の言葉を無視して
紫音の元へ駆け寄った。




「何してんだよ!早くて行けよ」


紫音が何を言おうと
俺はここに残る。

でも、
人は殺したくない...





「……」

紫音は何も言わない俺を見て
お前ほんと馬鹿だよ‥と呆れたように言った。




段々、
他のプレイヤーの顔や
凶器がはっきりしてくる。


             
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