好きな人は初恋から君へ
曇りのち晴れ




「落ち着いた?」


「ぅん・・・」


あれからずっと
羽山秋人は私の
傍にいて


泣きやむまで
ずっと頭を
撫でてくれた



「・・・・。
 電話してくる」


「あ、うん」


きっと月ちゃん達にだ

秋人は
携帯をポケットから
取り出し茜から
少し離れた場所で
電話をかけ出した





  


泣いたらスーッとした

うん・・・当たり前だ




あれだけ大泣きしたんだから






「はー・・・
 私・・・何
 やってんだろ」






羽山秋人・・・




すっごく困った顔してた











  「何が?」





< 85 / 230 >

この作品をシェア

pagetop