バニラ・プディング
暗い暗い 海の上

眠りに付いた君は

その目を開ける事は

きっと 無いだろう


僕の手が 腕が 足が

凍えながら

凍って

叶わない想いを

抱きながら

君の首に触れていた

この手を離す


どうして なぜ


君からの愛情が足りなくて

感じられなくて


どうすれば

この心は満たされるのか

どうすれば

僕は 君の為に歌えるのか

どうすれば

僕は 君の中に入れるのか

疑問が残るだけで

罪悪感は残らなかった


我に返って 発狂しても

君が この腕で

再び 目覚める事はない


恋は 僕に

大きな罰を与えた
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