制服のニオイは恋の予感

恋の予感

「アイツとは…付き合ってんの?」


「…大…貴?」


「いや…あんなことしてたからさ〜若林が泣いてたから違うのかと思ったけど…」


私は顔を左右にブンブン振った


「違う…ただの幼なじみ…」


「付き合っては?」


「ない…」


私は歩きながら小さな声でそう言った


若村君の手が私の腕を掴む


自然と私の足が止まり若村君を見た


「じゃ、俺と付き合ってよ」





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