制服のニオイは恋の予感
第6章

異変

昨日の出来事に興奮したからか、朝、なかなか起きれなかった私


お母さんから無理矢理起こされ、結局いつもの時間に家を出た


大貴は毎日のように後ろから来て、私を追い越して学校に行っているのに今日に限ってなかなか姿を見せない


いつも大貴の後ろ姿ばかりを見ていたせいか、姿が見えなくて無意識に探してしまう自分に気付く


そのまま学校に着いてしまい、私は教室のドアを開けた


私の目に入ったのは若村君


軽く手を上げてクールな微笑みをしている


カッコイイ〜


「お、おはよ…」





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