制服のニオイは恋の予感

プレゼント

私はもう一度、箱を開けた


小さな箱には細長く切られたピンクの紙がクッションの役割として敷き詰められていたので、それを全部テーブルの上に出してみた


カタ…


何かがテーブルに置かれた音


細長い紙のクッションを少しずつ3本の指で取り、箱に戻す


大貴?


私は震えながらソレをつまみ上げた


ソレを握りしめて、気が付くと私は大貴の家のチャイムを押していた


「どうした?」





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