制服のニオイは恋の予感

1年後

あれから1年が経ち、相変わらず大貴と一緒にいる私


「ホラ、大貴!行くよ」


「待てって…」


「遅刻しちゃうじゃん!」


今日は入学式


私と大貴は高校近くの大学進学に決めて、一緒に通う毎日を選んだ


大学の門をくぐり、一歩、足を踏み入れる


女子達の声が聞こえ、大貴に向けられた視線


やっぱり大貴ってモテモテなんだ


私は少し大貴から離れた


「ん?どうした?」


私を覗き込むような大貴の体勢にヤキモチを妬きつつ、思わず嬉しくなる


「大貴…モテモテだね」


「あぁ…関係ねぇし」





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