好きの理由ゎ.....
「あ、涙李か..、こんな時間まで何してる?つか、お前に聞きたい事たっくさんあるんだけど。」

その声は、淕くん....しか居ないよ。

そんな落ち着いていて、どこか優しくて、それでいて、心配しているような声は出す人なんて...。




「う、うん。いや、ちょっと...。ん?なに?」


「お前、その声どうした?」

....。痛いとこツくなぁ...。


「いや..それは....部活の声出しで、声枯れちゃった...??」

一応、これでもバスケ部入ってたりするし...

声だしも無い訳じゃないし。




とっさについたウソ。




バスケ部に入ってても、今は幽霊部員...みたいなもんだし。




「へぇ、お前部活行ってんだぁ...」


「う、うん。今日は、授業も早く終わったし久々に行ってみたの。」

「ふ~ん。じゃあ、明日、顧問の先生に確認してみよ..。」




.....。



そこまで、、、する??





なんて、言葉も今は出ない。




「......。」


暫しの沈黙...。



「なんで、黙ってる?なんか言うことあるじゃねぇの??まじで、電話するぞ。」


彼の中で脅し作戦が決行しているのか...。



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