初想〜はつこい〜


「そういや…聖哉って女の話聞いた事なくね??」


「あーそぅかも…」


次々にみんなが 確かに とあいずちをする


「さぁ??俺の事はいいっしょ!!!」


「なんで隠すんだよ〜」


「喋っちゃえって」


「好きな女でもいんの??」


「まぁ………な……」


あたしは窓から盗み聞きしてたんだ


(う……そ…………)


その言葉を聞いて真っ暗になっちゃって…


しかもその後自分の記憶が少しないんだ


だから と泣きそうな声の彩に詩音は苦しくなった


(あれ……??でも好きな人って彩の事なんじゃ???)


詩音がぐるぐる考えていると


「もうこの話は終わり♪日時をメールするから見てね」


そういうと電話をきられていた



< 132 / 136 >

この作品をシェア

pagetop