あなたをずっと…
カラオケボックスに着いたらすでにユカがいた。
『遅いよ~っ!
ユカは30分前から来てたんだよ~っ!』
と絡みつかれた。
『やめてよ~ごめんごめん』
と言ってユカを離した。
ユカはあたしをまっすぐ見て両手の拳を握りしめて
『今日が勝負だよ、実花。』
と言った。
あたしは
『あぁ…うん。』
と適当に返事をした。
実は、髪をアップにしてメイクもきちんとした割には、あんまり乗り気じゃなかった。
そんなあたしにユカは
『なんだよー。彼氏欲しくないのかあ?』
ガオーとやりながら言った。
『ま、ストライクなボーイが現れればの話ですわ。』
とあたしはユカのデコを人差し指で突っついた。