赤と黄色と緑と【季節短編】






泣き続けた。


今まで泣かなかった分まで。





俺はこの時、初めて"死"というのを知り、それに恐怖を感じた。




怖い。




死にたくない。





誰かに聞いてもらいたかった。


この想いを。





でも、こんな時に限って誰もいないんだ。





友達はずっと前に会ってからもう会っていない。




父さんは出張で県外。




母はいない。



俺が小さいころに死んだそうだ。
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