ドキドキ逆ハーレム?! ~その後の二人~
ホントは、5時に帰らなくても別に誰も怒ったりなんかしない。

夕飯の支度も、掃除もしなくていいって言われてる。

だけど、一緒に住んでいる以上、あたしは彗の為に何かしたい。


そんなことを考えているうちに、電車は駅に到着していた。



急いで電車から降りると、家まで一度も休むことなく走った。


「ッ…ハァ…ハァ。」


大きな門を潜る頃には、洋服は汗で湿っていた。



ギリギリで5時に到着;


メイドさんがあたしに近寄ってくる。


『お嬢様!そんなお急ぎにならなくても大丈夫です。私どもが全てやりますから。』


「や…へい…き…です。」


もぉすぐ季節は夏。


そりゃ全力で走ったら汗くらいかくわな;


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