ドキドキ逆ハーレム?! ~その後の二人~
でも…

そんな行為はむなしく。

いつもは絶対に話しかけてこないのに、その人は話しかけてきたのだ。


『ねぇ。』



「はい!?」


突然のことで、あたしの肩はビクッと震える。


『そんなに俺怖い?』


「え?」


初めて見た笑った顔。


なんか…目が細いせいか、その人は、笑うとホントに優しそうに見えた。


「や…そ、そんなこと、ないです。」


同様しながらも必死に言葉を返す。


『プッ』



!?


「え?」


『君面白いね-。俺奏斗』

「あ、あたしは泉星羅。」


『よろしくねぇ-』


ニカッと笑ったかなとって人は、
また前を向いた。


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