PINK*KISS

「いい加減にしろよ、愛美は関係ないから」

と理一君が女の人の
手をはたいた。

彼女から解放されて
私は理一君の後ろに立つ

「…愛美ってその子だったんだ。」

「もう黙って、帰りなよ。これ以上言うと無理矢理黙らせるよ」

聞いたことのない
理一君の冷たい言葉に
なぜか涙が出てきた。

「…本当に最低。」

彼女はそう言うと
さっさと出ていった
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