恋愛短編集
勝者は君
ある日の
お昼時間の教室。
友達とお昼を
食べていたら
ほら、今日も来た。
毎日のように来る。
『藤崎の飲み物
もらっちゃお~♪』
「ちょっとー!!」
私の飲みかけの
飲み物を奪われた。
『藤崎もこれ好きなの?』
そういって
飲み物を飲んだ。
「う、うん。」
『俺も好きー♪』
ふにゃーと笑う
子犬みたいな新庄君。
その眩しい笑顔に
私はいつもクラクラ。