Oh まい シスター
「あ、清里、だよね?」

「どいて下さい」



どうやら会話をする気は皆無らしい。

視線も俺を通り越して後ろの佐木原家に向けられている。


俺は脇に挟んでいたボードを見せる。

…一瞥もしてくれないけど。






「佐木原ん家に回覧板持って来たんだ。
あれ?佐木原とはどういう」

「妻ですが」

















嘘付け。
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