パワーストーンの使い方にはご注意!
その言葉に、思わずムッときた。

「そっそれでもいいじゃない! わたしはアオイくんの彼女だもの!」

「彼女だからって、何しても良いわけじゃないでしょう!」

女の子もムッとして、言い返してきた。

…でもアオイはわたしにベタ惚れだしなぁ。

何をしても、怒ることはないだろう。

……浮気は別だけど。

「もしかして、それを渡す気?」

女の子の視線が、わたしの手元のプレゼントへ向く。

「えっえっと…」

「ダメよ! そんなの絶対ダメ!」

女の子は叫ぶなり、わたしからプレゼントを奪った。

「ちょっと!」

「こんなのっ…捨ててやる!」

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