永遠の彼方に 《神に愛された少女》

真実




アラン達が来る前に気になっていることをカイルに訪ねることにした。



『カイルさん、聞きたいことが有るんですけど、聞いても良いですか!?』


『…カイルだ』
『…えっ!?』

『カイルと呼べ。それで何が聞きたい?』

(///…もうドキドキしちゃったじゃない)

『ここはどこですか!?』


『ヴァームラント宮殿。
そしてここは私の部屋だ。
他に質問は?』

ヴァームラント宮殿?ってことは、外国のどっかの宮殿なのかな?


『ここの国名と
日本と、どれくらい離れているのか
教えて下さい。』

カイルは眉間に皺を寄せたが、答えてくれた。

『日本と言う国は知らないが、ここはヴァームラント国だ。』



(日本を知らない?…だけどヴァームラント国なんて私、知らない。)



『アメリカ、ブラジル、フランス、インド…わかる?』


この際有名な所を言ってみる。


『…否、聞いたことがない。』

『本当に?聞いたことがない?』

『ああ!!』


『………』

(どう言うこと?
まさか…地球そのものを知らなかったりして?
だとしたら、
ここは異世界?になる。



それは絶対に有り得ない

絶対に…絶対?
本当に?

聞くのが、

恐くなってきた
でもちゃんと聞かないと…


うん!!覚悟きめた!)




『カイル、地球は知っている?』





『………ごめん!!…知らないんだ!!』






予想通りの答えだった。








ここは異世界!!







< 21 / 80 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop