永遠の彼方に 《神に愛された少女》
【カイル】




カチャ!!


突然部屋のドアが開いた。



「カイル様、アラン様、
お待たせ致しました。
どうぞ、お入り下さい。」



二人はイリュウに頷いた。



部屋に入ると美琴を見て安堵する。



『イリュウ美琴は、もう大丈夫なのか?』



「そのことで、お話しが有ります。宜しいですか。」



何やら大事な話のようだ。


『では、隣の部屋で聞こう。』



歩きかけると

「お待ち下さい。

美琴様に、聞きたいことも有りますし…宜しければここで
お願いします」



『わかった』


「俺も話しを聞くよ!今、椅子を持って来る。」



アランは隣の部屋へ取りに行った。



カイルはベッドの横に置いてある椅子に腰掛けた。


『気分はどうだ…?
まだ顔色が良くないな?』


美琴の顔を覗き込み、頭を撫でた。




『熱があるな!?』


『大丈夫です。気に掛けて下さり、有難うございます。///』





(美琴は、可愛いなぁ)




カイルは愛しそうに

優しい眼差しを
向けていた。






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