〜深愛〜届かぬ手紙〜

2004/9月

あの日から、
1ヶ月が経とうとした頃の休日…



プルルルッ♪





『小西タケル』







心臓が大きく鳴った








…あの日からの私は、
毎日毎日…携帯を肌身離さずといっていぃ程の日々を送っていた。




そぅ、
小西からの連絡を
心待ちにしていたのだ。




自分からは
絶対にかけない




なんて
意地張って…。







弾む心を落ち着かせ、一息つく…




『はぃ』





『リナっ
会いたくなった』










突然の言葉…、
〜会いたくなった〜





そんな事…、
ストレートに言われたのは生まれて初めてだった…。







びっくりし過ぎて
言葉も出ない…





『…………。』






『リナ?聞こえてる』




『あっ、あ、うん。聞こえてる。』




動揺が隠せない。






『あの公園でいぃ』





待ってょそんな急に、
私、スッピンだし…
どうしよう





『今…、ちょっと忙しくて』






バカバカバカッ
何言ってんの?
会いたいょ




……神様……





『そっかぁ…』





沈黙






『でも俺、やっぱり今日、お前に会いてぇ〜から、
公園で待ってるよ何時んなってもいいから、気が向いたら来てくれょ』




『えっ何時んなってもって…』



『じゃっ』




プーッ プーッ…





小西…






いてもたっても
いられなくなっていた。
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