ペアリングに愛をこめて

「俺、理世のことセフレとか関係なく好きになったんだ。本気だから・・・俺と付き合ってくれない?」


そんな・・・無理だよ。


だってハルが好きなんだもん。


「ごめん。アタシさっきも言ったけど好きな人いるし、それにアタシ達・・・セフレでしょ?」


え・・・今アタシなんて・・・?


ハッとした。


セフレだから-----って、ハルと同じじゃん。


「と・・・とにかく無理なの!ごめんね!」


目頭が熱くなり、ラブホをとびだす。


トモはアタシを追ってこなかった。





< 63 / 173 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop