Libra ~揺れる乙女心~

彼氏



「鈴子・・・もう俺だけの鈴子だからな。」


健太は、女の子に興味がないと思ってた。

こんなキザなセリフや、甘い言葉を言えるなんて知らなかった。


こっちが赤面しちゃうような言葉を健太はたくさんくれる。



「鈴子を独り占めしたい。」


健太はそう言って、

火薬の匂いの残る河原でもう一度キスをした。



かすかに震える唇が私の唇に触れ、

私と健太はカップルになって初めてのキスをした。




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