約束
 私は電気を消し、自分の部屋に戻る。机の上には今日のためにかったチョコレートが置いてある。

引き出しをあけ、机の上に置きっぱなしにしていたチョコレートを、クリスマスのセーターの包みの上に重ねて置いた。

 バレンタインのあともいつも通りに過ぎていく。彼はチョコレートをもらったことさえも、私には言ってくれなかった。

言うようなことではないのかもしれない。でも、今まで彼が私には何でも言ってくれた事が、逆に問いかける勇気を奪ってしまった。
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