完璧社長とKISS! ~Police Love Story【番外編】~
【S】

覚悟

いつものように、


大学のカフェで、ランチをしていると、


「理子ー」


後ろから、由梨の声が聞こえた。



振りかえると、トレイには、マグカップだけのせて私の隣に座った。



「あれ? 由梨、食べないの?」



「うん・・・ちょっと食欲なくって・・・・」



だいたいランチの時間は、


彼女、由梨か、あと3人の男友達らと過ごす。



ちょうど、今は、女2人なので、



男どもに秘密の話ができる。



私と晃一さんのことを由梨には、少し話してある。



由梨も、男友達の珠樹のことで、悩んでいるのは、知っている。



「理子、あれから、佐戸田さんとは、どーなの?」



マグカップを手の中に包んで、視線を私に向け、問われた。



「あ、うん・・・・一度デートして、それからは・・・・何も・・・」


ランチを食べる手を止め少し俯いて答えた。


「理子、その様子だと、もしかして、何も知らないの?」



「え?! 何が?」



少し辛そうな表情で私に問いかける由梨に
顔を上げ聞いた。





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