迷える子羊 ~君と僕~
内心、ホッとした。



何もなかった。よかった。



だか、ホッとしたのはつかのま



背筋が凍ることを聞かされる。



「先生、大丈夫ですか?」


誰かが声をかけた。



「ええ」



「早川先生、何があったんですか?」



加納先生が心配そうに訪ねる。



その言葉に迷った顔をして右腕を撫でた。



そして……………



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