ひなたぼっこ~先生の、隣~









「香奈!それに…妹尾さん?」




ソファーに座っている麻生が顔だけ向けて、驚いた顔をしている。


「どうしたの?」

立ち上がり、扉の前に立ったままの泰葉たちに近付いてくる。




「あ…楓は…?」


やっと我に返ったのか、香奈が問い掛ける。





「ちょっと…高橋に用事があったから…ね、高橋!」




麻生が準備室の奥に向かって呼びかけると、机に向かっていた先生がゆっくりと振り返った。






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