天使のような悪魔な?!恋人
自転車で通える距離だから
選んだ学校だったのに
寝坊するなんて!!


油断したよぉ。


まだ、肌寒い季節なのに
学校に着いたころ
汗だくになっていた。


でも、そんなの構ってられない。
急いで体育館に
向かおうと走り出し
角を曲がったとき
おっきい物体にぶつかってしまった。


「ぶふっ?!
イタたたぁ。
す、すみません!!
大丈夫ですか?!」

とっさのことで
混乱したけど
人にぶつかってしまったことだけは
分かったからすぐに謝った。


「いえ…。
こちらこそボーッとして。
大丈夫でした??」


「あっ。はぃ…」


顔を上げると
そこにいたのは
すっごくかっこいい男の人だった。

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