ー LOTUS ーⅠ
何をする訳でもなく、
ただジッと遊んでいる
子供たちを見ていた。
見ていても何も感じない。
そうしていると、
独りの女の子が近づいて来た。
・・・この子、あの時の。
これは夢?
俺に名前をくれた女の子。
名前は・・・**?
あれ?思い出せない。
女の子に尋ねる。
「君の名前を教えて?」
女の子は、
白い歯を見せて笑った。
「あたしを見つけるって、
やくそくしたでしょ?
あたしの名前は・・・・」