どくんどくん ~SPRING SNOW~
第14章~消えた僕の天使~
朝方まで眠れないまま、ずっといろんな事を考えていた。

いつの間にか眠ってしまったらしい。

1時間くらいしか眠っていない気がする。



『電源が入っていないか、電波の届かないところに・・・』

何度電話をかけても、ユキのケータイは繋がらなかった。


そして、恐れていたことが起こった。




 ―僕の前からユキが消えた。
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