御伽噺
ループプール
ある日歩いてたら気づいたんだ
自分には実は沢山の道があることに

今までは周りに言われたことを
慎重に慎重に自分の中で会議して
その中で自分で決めて
進んできた道だと思ってた

でも本当は違ったりする

自分の中で決めてたはずの物事も
周りが許可の意を表さなかったら
怖くなって誰かのいいなりになってた

そんで自分は誰かのせいにして
後悔して後悔して諦めてきた

どうすればいいなんて
答えは聞いてない
言いたいのは
どうしたいか

人は嘘をつく
夢を見させておいて
それが人の何になろうと

小さい子供に大人は
『大人になったら何になりたい?』
って聞くけど
その夢を壊してるのは誰ですか?
その夢を諦めてるのは誰ですか?

大人の事情くらい察せる子供に
大人は
いつの間にか質問を忘れお願いをする
『分かってくれ』
これが決め台詞

じゃあ子供の事情は
どこにやればいいですか?
誰か聞いてよ

どうしたいか
聞いてほしいのに
どうしたらいいかばかり
教えてくる

矛盾の水で
そうやって子供を浸して
繰り返してく過去そんな未来

いらないってば
夢を見させておいて
そんな言い訳聞きたくもない
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