あの日々をもう一度。
キーンコーンカーンコーン


チャイムが鳴り響き学校中がざわつき始める。


「しゅーうー!!あっちぃ!!」


純が胸元をパタパタしながら駆け寄ってきた。


「俺もまじあちぃ。だからひっつくな。」


「えー!!秋君ったらひどい!!そんな子に育てた覚えはないわよ!?」


純が泣くふりをしながらお母さんのまねをする。


「お前に育てられた覚えはねーよ!!」


俺と純はじゃれあいながら教室へ戻っていった。
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