ラブハンター
ケンカした後だったってのもあり、冷めないカラダ。



殴りかかった俺を簡単にかわしたよっさんは、ニコッと笑った。



『俺も寂しいんだよ。うち、部屋空いてんだけど借りねぇ?』



親は出張ばかりで、家族らしいことはなにひとつなくて。



親子関係もうまく行ってなかったのでちょうどよかった。



それ以前に、俺はよっさんの人柄に惚れたんだと思う。



1週間後、俺はよっさんちに引っ越した。



シェアのために作られたような家。



『お前の部屋、ここだから。ルールはお前が作れ。尚道って大学生が住んでっけど、今んとこ自由にやってるから』



そう言われ、ヒマだった俺は家事の一切を引き受けた。



それから、ウザい金髪バカ、陽がやってきたり。



1週間前に悠大とかってヤツも引っ越してきた。



家ん中がうるせぇ。



「違う違う、それじゃ答え出ない」

「意味わかんねぇ~…」



今日はテスト勉強をしてるらしい。



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