ラブハンター
ドアを開けると、ベッドしかなかった。



布団は先に送っていて、すでにベッドの上に乗ってる。



6畳くらいだろうか…。



あのリビングの割には狭いと感じた。



「荷物、コレで全部だよな?」

「あっ、そうっスね」

「基本的に全員メシはうちで食うから当番制。風呂とか、テキトーに入れ。洗濯は毎日まとめて、お前か陽(ヨウ)かケントだな」

「えっ!?俺!?」

「学生、ヒマだろ」



そんな理由で?



聞いてねぇよ…。



「個性的なヤツらばっかりだけど、楽しくやれよ?」

「はぁ…」

「まぁ、夜になりゃわかる。荷ほどきでもしとけ。今日は歓迎会だ」



そう言われ、先に着いていた荷物を出した。



クローゼットは結構広くて使い勝手もよさそう。



服をしまい、学校のモノもまとめて出しといた。



喉が渇いて、飲み物を買いに行こうと財布を手にし、部屋を出た。



「あっ、新入り」

「初めまして、杉田 悠大です」

「イッケメ~ン。俺、陽。ちなみに高2~」



タメじゃねぇか。



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