ラブハンター
基礎的なことはガキの頃に叩き込まれてるわけで。



余裕です。



「これで遊べるぅ~!!」



よし、スミレちんのお迎えに行くのだ。



ウキウキしながら1年の教室にやってきた。



チビなスミレがいちばん前の席でホームルームを受けてる。



俺の存在に気づき、表情が急に明るくなった。



超カワイイ…。



だけど、俺がいない間に悠大とスミレが浮気をしてると言うガセネタが流行。



悠大は俺んちまでスミレを連れてきてくれただけなのに。



好きだよな、そういうの。



悠大もイイ迷惑だっつーの。



「陽ちゃん!!」



ホームルームが終わり、教室から飛び出してきたスミレを抱きしめた。



おチビ~!!



カワイイ頭…。



「好きだね、俺のこと」

「好きだよぉ?」

「じゃ、行こうか」

「どこに行くの?」

「実家~」

「え"っ!?」



テスト結果を置いてこよう。



そのままスミレとまったりすんだぁ~。



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