ずっと大好き…この恋は秘密 …

伝わるキス


to.祐ちゃん
sub.遊びにきてね
―――――――――

本屋でバイト始めたよ〜!

暇な時遊びに来てね。
おまけはできないけど(笑)


―――――――――



なかなか話す機会のない祐にメールをしたのは初めてバイトに行く直前。


本屋の現実をまだ知らなかった頃…





…ってゆうか

遊びに来られても相手できる状態じゃないな。




バイト3日目にしてすでに疲れているみのりは
目の前の大量の雑誌に完全に引いていた。



「…こんな量ありえないって…」


今日店長からみのりが任された仕事は追加注文した本を所定の位置に並べる事。



「時給870円だしね…」


他のバイトより少し高めの時給を頭に浮かべ
みのりが気合いを入れていると、後ろから圭司の声が聞こえた。


「お疲れ〜」


「あ、おかえり」


専門学校に通う圭司は
毎日17時過ぎに帰ってくる。


「…またお店手伝うの?」


エプソンを付け始めた圭司に聞くと

「母さんうるさいからね」

と少し皮肉に笑った。




…なんだかんだ言っても結局毎日仕事入ってるし…

店長の事考えてるんだなぁ…




「…気持ち悪い目で見てんなよ(笑)」


親孝行の圭司を微笑みながら見ていたみのりに圭司が苦笑いしながら言った。


「気持ち悪いって…(笑)

さて、仕事仕事っ」


「しょうがねぇから手伝ってやるよ。

みのり軽いの持ってけ。
こっちの厚いのはオレが運ぶから」





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