ずっと大好き…この恋は秘密 …



みのりのこぼれ落ちた涙を浅井が指で拭って

その後まぶたにキスをする。



おでこ、頬、耳…

優しいキスが降ってくる。




キスが再び唇に落ちて…



一気に熱がこもる。




浅井の指が体が

だんだん熱くなるのを感じながらみのりは浅井の手を握った。



そんなみのりに気づき浅井が優しく笑いかけてから握り返す。




「ね…つは?」


「そんなのどうでもいいよ」


「でも…」


浅井がみのりの唇を人差し指で軽く押さえた。



「…もう黙って」



首筋にキスを落とされてみのりの体がビクンと反応する。



「や…っ」


服の下から直接肌を触る手がみのりの背中をなぞるとみのりの口から声が漏れた。


みのりの反応を見て浅井がまた意地悪く笑う。



「感じちゃった?

…背中弱いんだ?」



「違っ…あ…」


浅井の指にブラのホックを外されて

みのりの体がすくむ。



「…言っとくけど

もう止められないからな」





真剣な眼差しで…


今まで見たことのないような男の顔で見つめられて…




みのりは頷くのがやっとだった。





途中


浅井が胸元に落としたキスに痛みを覚えて少しだけ目を開ける。





…キスマーク?





小さな赤いあざがみのりを現実に引き戻す。


ふわふわしたこの時間が夢じゃないと教えてくれた。






恥ずかしくて

うれしくて


涙が溢れた。









浅井さん好き…


好き。




大好き…






何度も心の中で繰り返していた時




「みのり…


愛してる…」




浅井が言った。






みのりの目から涙がこぼれた。







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