どスケベなアイツ
「だって、エロそうなんだもん…。
私、苦手なんだよね?何かキモい。」


「ほんっと、真面目だよねぇ…国宝級だわ。平成の時代に、有り得ないよね。」

「有り得なくて結構。」


「もぅ…逢ってみなよ?もしかして、運命の出会いかも知れないじゃん?」


「運命?」


「そう。以外な人が運命の人の場合だって有るんだから。」

有り得ない!!


あんな、顔全部にエロいと書いた様な奴が、運命の人だなんて!


でも……何か可愛かったりするんだよね。

大人なのに、子供みたいな顔を見せて。

「はい。」


優花が私の携帯を差し出した。


「返事しといたからね?」


何ですとぉぉ!?


携帯を開いて、送信履歴を見て、血の気が引いた…。


だって…だって…。

『わぁ~い、楽しみぃ(^O^)
私も逢いたかったんですぅ(^^)』


有り得ないっつぅのぉぉぉー!!


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