半分の恋~Half of love~

昼休み、さゆりはいつも中川と他二人くらいの友達と一緒に教室の机を動かして丸くなって弁当を食べていた。



丸くなっているから話しかけるスキがまったくない。


でも呼び出せる時といったら今しかないよなぁと思い、さゆりに近いた時、



「ねぇっジュース買いにいかない?」


「いいねぇ行こ行こ♪」


「さゆりも行こー」


「あっ私まだ食べ終わってないから、みんなでいってきて!」

ぼくの目の前はさゆりだけになった。
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