薔薇の王女
正直俺も驚いた、いつもの持ち場に向かおうとしたらいきなり騎士団に行けって言われるもんな…

隣のケビンはというと、はぁ~ってデカイ声を出しながら馬の首に手を回してぶつぶつ言ってた

わざとだろ

こいつはホントに緊張感ないな

「アイク様、この先がアメリア様が刺された現場になります」

「了解した、まだ何か残されているかもしれん。見落としの無いように注意を払え、また襲撃者がまだ近くにいるとも限らない、気を抜くな。」

「はっ!!」

俺たちもこんなムダ話をしてる場合ではない

「行くぞ!ケビン!先輩団員の方々に遅れをとるな」

俺はそれだけ言うと馬に鞭を入れ現場に向かった


「うぇ~分かったよ…俺もやるときはやんだから…ってもいいねぇじゃん!!セシル待てよ~」

ケビンは慌てて身を起こすと鞭を入れ慌てて追いかける。

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