薔薇の王女
「じゃあ、セシルさんおやすみなさい。」

「ああ、おやすみ。」
そう言って一礼してその場から立ち去ろとした。





「セシルさん!!」

「どうかし―――」






チュッ



セシルさんの頬にキスをした。


「お礼だよ。おやすみなさい。」


私は急いで部屋に入りドアをしめた。






はぁ~


ドアの前で座りこんでしまった。もう身体は熱くて熱くて。ドキドキが止まらない。



「お礼・・・って意味だからいいよね?」

自分の唇に指を当てる

触れたとこからまた熱くなる


私は


私は


どうしてしまったんだろう?


自分がこんな大胆な事をするなんて


その後私はしばらく色々一人でぶつぶつ言いながら寝れなかった。
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