薔薇の王女
*****
「――――様、葬儀の方はいかがでしたか?」
一人の男が屋敷の玄関から入って来た人物に問う。
その人物はその問いには答えず二階の自室に向かい、着ていた服を脱ぎ乱暴にイスに置いた。
コッ・コッ
「失礼いたします。」
一人の男が部屋に入って来た、身なりからしてこの屋敷の執事だろう。
「何だ?私は疲れてるから用事は後にしてくれ。」
「ドーセント候がお見えになっていますがいかがいたしますか?」
「ドーセント候が?分かった、この部屋まで案内してくれ。」
「かしこまりました。」