薔薇の王女
「ウィリアム……なんでこんなことを……?」


フッと鼻で笑いドカッと椅子に座り私を見下した目で見て


「邪魔だったからに決まってるだろ。俺はこの国の王になる為にあの女と一緒になったんだ」


この国の王になる為?ウィリアムはアメリア様を愛してなかったの?

「だがあの女は自分は王妃という立場を捨てたと言ったのだ!!俺は何度も説得した…王妃としての立場を復活させろと」


「でもアメリア様はそうしなかった…あなただけの妻になりたいと思ったから」

その瞬間ウィリアムは激しく地面を足で叩き叫んだ


「立場を復活させないばかりかお前達姉妹の王位継承権を復活させた!!だから消したのだよ…」



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