薔薇の王女
私はすぐベッドから立ち王子の側まで行き

「お待ちしておりました…フェリンペ王子」

身体を少し低くする


「もう下がっていいから、待たせたねメアリ」


侍女を下がらせて王子は私を見る


「王子なんてやめてフェリンペと呼んでくれ、だって僕達はもう夫婦だよ?まぁ正式な夫婦になるのは今夜だけどね」


そう言っていきなり身体を引き寄せると私と唇を重ねる



やっぱり何もない


唇を話すとフェリンペは怪しい笑みを浮かべ私に触れ

「その氷の様な美しさ…ぞくぞくするな…メアリ」





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