薔薇の王女

海の友人、わずかな光

部屋に着くと、お姉様も着替えは済んでいた。顔にはアザがあるけどそれはお互い様。


「お姉様、これからどうするのですか?」

「ええ、あの艦隊にまともに戦ったらこちらが全滅するのが目に見えてる。何とか対抗出来る事があれば…」


近場にあった椅子に座り二人で考える。


そもそも私は海に関して何も知らない、船に乗る機会なんて滅多にないものだから、だからみんな同じに見えてしまう。



誰か


誰か海に関して詳しい人…いないかな?







そういえば…前に一人男の子を助けた







もしかしたら、まだいるか分からないけど



少しでも希望があるなら
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