薔薇の王女
また全員席に付きアイクが海図を広げる


「スペイン軍はおそらくこの海路を通り攻めてくると予想している、その海路に我が軍も迎え撃とうと思うが何せあの艦隊は丈夫な上に高性能だ。何とかしてその前に戦力を削りたいのだが」


ドレイクは海図を指差し


「この海路は確かにこの国まで最短の道だが潮の流れも変わりやすい上に風も強くおまけに鮫もいる、まぁスペインのやつらは無敵艦隊だと安心しきってるようだが。俺達に任してくれ!ちょいとあるツテを使ってスペイン側に細工をしてやる。」



「それからーーー…」











日がくれる頃に酒場を出ることになり扉を開ける


「カイ今日は本当にありがとう、ドレイクさんにもどんなにお礼を言っても足りないわ。」

「いいんだ、ドレイクさんああ見えてここらの漁師達のまとめてるし力になってくれるよ。」





じゃあ、と別れを告げ馬車に乗ろうとすると



「クレア様!」


ギュッ



カイに抱き締められた



でもすぐ離れて



「えと、俺も守るからこの国を。クレア様の事も。じゃあ!!」







「セシル…殺気を消せ」




でも本当に良かったわ。ドレイクさんにカイ


本当にありがとう。


< 562 / 625 >

この作品をシェア

pagetop