薔薇の王女
グレイン家といえば数十年前に当主夫妻が何者かに襲撃を受け殺害されたが


断絶はしておらずメアリの母親のジェーン王妃の計らいで当主の弟が後を継ぎ今にいたり、この国では五本の指にはいる名門である。




「レオナルドは当主の息子であり、次期当主なの。文句は言わせないわ」




それが決定力になりそこからはもう…お姉様とレオナルドの仲つつましすぎて恥ずかしいのなんの…





(クレア王女様は誰となのだ!?)


「クレアについては、この子の口から直接…クレアもう決まっているのでしょう?」



「はい。」




私は立ち上がり真っ直ぐ見る。その中から私の愛する人を探す。


でも…沢山居すぎて見つからない…



どうしよう






「セシル!!!前に出るんだ!!!」




いきなりアイクが叫ぶからびっくりしちゃった。みんなもびっくり




「聞こえているだろう!?女王陛下を待たすな。」



するとコツコツと足音が聞こえ



セシルさんが現れた。


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